ベートーヴェン:交響曲第9番



ベートーヴェン:交響曲第9番
ベートーヴェン:交響曲第9番

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」, 「エグモント」序曲op.84,
セールスランク:2380 位
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☆4.5、四捨五入して5つでしょうか

カスタマーレビューを参考に、初めてフリッチャイの名盤を購入して聴きました。期待通りのすばらしい演奏でした。ただ、特によかったのは第4楽章よりも、それ以外の楽章です。よくフルヴェンと比較されますが、目まぐるしくテンポの変わる素人演奏のようなフルヴェンに比べて、実に流れは自然で堅実、しかし表現は豊かでフリッチャイの情熱のほとばしりがビシビシ伝わってきます。ところどころベルリン・フィルのメンバーが、今はあまり聴かれないほど1つのパッセージに思い入れて歌い込む部分もあり、聴き応えがあります。録音状態もよく、非常に充実した響きがします。…ただ、残念なのは最後の第4楽章。何故なのでしょう?第4楽章に入ったとたん急に音が、音楽がほんの少しだけ軽くなったように感じるのです。たっぷり歌い込むという部分が減り、全体にあっさりと流してしまっている気がします(ひょっとしてこの楽章だけ別の日撮りなのでしょうか?)。フィッシャーディースカウのソロも、美声なのですが柔らかすぎ、同じような声質のテノールと重なって明確に響いてこず、どうも第九に向いている歌唱だとは言いにくい。特にソリストだけの四重唱の部分ではもっと野太いバスの方が第九には相応しいように思います(彼もそれを分かっていてこれを唯一の第九にしたのでしょうか?)。…そうした点で完璧な名演とまでは言えませんが、それでも四捨五入すれば充分に☆5つ。もっと世に広く知られるべき秀演であることに間違いはありません。これから彼の優れた音楽そのものに、もっと耳を傾けていきたいと思います。
もっと有名になるべき名曲・名演・名盤

某ミュージック・ストアで第9を聴き比べていたとき、この演奏はずばぬけてすごいなと思い、某ストアでなくCDを購入しました(クラシックは音質が大事だと思うので、CDで買うことにしています)。
白血病の手術を受け、復帰したばかりのフリッチャイ指揮による渾身の熱演です。フリッチャイはプロ演奏者に楽をさせず、全力を出させます。この曲ではフルトヴェングラー指揮のバイロイト祝祭管弦楽団の演奏が有名ですが、録音状態が悪くあまり楽しめませんでした。こちらは1957-58年のアナログ・ステレオ録音でマスターテープに起因すると思われるヒスノイズがピアニシモの部分で少し気になりますが、驚くほど豊かで輝かしい音質です。
第9はもう何枚も持っているという方にも、決定版としてお勧めします。
フィッシャーディースカウの第9

大抵の人はやはりフィッシャーディースカウ唯一の第9ということで気になって買われるのではないでしょうか。やはり相変わらずの圧倒的な歌唱力で素直にすごいと思わせてくれます。しかし、むしろ出来がいいのは、第1楽章、第3楽章でしょう。フリッチャイは死ななければベルリンフィルのシェフになると目されるほどの人でした。他のフリッチャイのベートーヴェン演奏を聞いてみれば解りますが、重厚なタイプの演奏をする人でかなりすばらしいです。フリッチャイを知る意味でもいい演奏かもしれません。
録音はこの時代ならまあまあで十分に楽しめます。
いろんな第九を聞いてみたいという人は是非このCDも買ってみてください。
輝いている

飽きるほどいろんな第九を聴いてきたけれど、この第九は間違いなくトップクラスに入る。このThe Originalシリーズで復刻してくれたのでFricsayに出会えたが、このCDを見つけるまでまったく彼を知らなかった。知らないところからこんな名盤があったなんて、もう第九は大概のものは聴いたなんて思っていた自分としては本当に驚きだった。カラヤンはいずれにしても名匠となりベルリンフィルを率いただろうが、もし彼が生きていたら、いくつかの場面で(たとえばザルツブルグ音楽祭)彼と地位を争うことになったかもしれないと本当に思う。
重々しいのに暗くなく、輝かしいのに軽くなく、こんな清明で第九をベルリンフィルに歌わせた指揮者が他にいただろうか。
ぜひたくさんの人に聞いてもらって、カラヤンの77(6)年、バイロイトの第九に勝るとも劣らない名盤として記憶されてほしいと思う。
隠しておいてはいけない「隠れた名盤」

フリッチャイという指揮者はビッグネームになる前に亡くなってしまったので、「知る人ぞ知る」存在に甘んじているわけだが、もし名前を知らないからと言ってこのような演奏が聴かれないというなら、非常にもったいない話だと思う。
「音が生きている」と言うのは、このフリッチャイ/BPOの第九のようなことを言うのではないだろうか。
すでに命数を悟っているフリッチャイの異常な精神力を、フルトヴェングラー時代の表現力と合奏力を残したBPOが余すところなく受け止め、音にして放射しているような演奏である。
マイナーなので売れないからかもしれないが、レコード会社も管弦楽の悪しきステレオタイプのようなディスクばかり宣伝しないで、このようなディスクを売る努力をすれば、将来的にはもっと裾野の広い商売が出来るのではないだろうか。



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