ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/序曲《コリオラン》/シューベルト:交響曲第9番《ザ・グレート》[第2世代復刻]



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/序曲《コリオラン》/シューベルト:交響曲第9番《ザ・グレート》[第2世代復刻]
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/序曲《コリオラン》/シューベルト:交響曲第9番《ザ・グレート》[第2世代復刻]

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
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迫力ももちろんすごいが、第3楽章の美しさが絶品

フルトヴェングラーの戦時中の代表的演奏の一つです。
バイロイトやルツェルンを超える、と言われるほどの名演で、
ほかの方がおっしゃられているようにその緊張感故に生じたであろう迫力は凄まじいものがあります。
第1楽章や第2楽章ではとくにそれが顕著ですね。

しかし、じゃあただひたすらオケを激しく鳴らしただけの切羽詰まった演奏か、というと、
それは第3楽章で大きく否定されます。

第3楽章は20分以上もの時間をかけてゆっくりと美しく音色が奏でられていくのです。
(おそらくフルトヴェングラーの第九の中では最も時間をかけているはずです)

第九の中でも正直退屈な第3楽章に20分以上もかけられると、
だれてしまう印象をもたれるか、と思うのですが、しかし一度聴いてみてください。

それまでの凄まじさとはうって変わって優しく美しく奏でられる演奏に心を奪われてしまいます。
自分は第3楽章は正直苦手な方だったのですが、この演奏を聴いて一気に虜となってしまいました。

激しいところはとことん激しく壮絶に、
逆に静かで美しいところはどこまでも静かにゆったりと時間をかけて美しく演奏する、
つまりは極端なほどにドラマティックな演奏ですね。(それ故に好き嫌いも別れると思います)

録音状況は確かに悪いです。特に強奏部では音の分離も良くないですし音割れしそうな部分もあります。
しかし60年以上前の録音であることを考えれば、これもやむを得ないことではないでしょうか?
古い録音なのですから、今のデジタル録音のような鮮明な音質は期待できないのが当たり前なんですね。
こんな例えはなんですが、白黒で決して画像が鮮明とは言えないチャップリンや黒澤明の映画を楽しむのと同じ感覚で接したら、
「音の悪さ」はそんなに苦痛ではなくなるはずですよ。
この録音でも当時の演奏の迫力は十分伝わってきます。

迫力ある極端なほどに劇的な演奏ですので好き嫌いははっきり分かれるでしょうし、
音の悪さからどうしても敬遠する人が出るでしょうから、
「何が何でも聴くべし」とまでは言えませんが、
第九が好きであるならば、一度は触れられてみてもいいのではないか、そう思います。
録音を超越した名演

この第9の凄さは聞いていたが、東芝EMIの貧しい音しか聞いたことが無かった。デルタのこのCDで初めて解った。音割れもあるしコーラスの分離も良くないが、次第に気にならなくなって来る。ただならぬ雰囲気が漂う迫力に圧倒されてしまった。
圧倒的迫力をもった世紀の名演

フルトヴェングラーの第九というと、「バイロイトの第九」がまず挙げられるが、
個人的にはこの1942年3月の通称「ベルリン(メロディア)の第九」を推薦したい。

とにかくその迫力、凄まじさは同じフルトヴェングラーのバイロイトやルツェルンの第九とは比にならない。
残念ながら音質は決して良好とは言えず、
ティンパニの雷鳴を思わせる猛演奏が音割れを起こしてしまっているように聞こえるし、
音の分離は決して良くないなど、
現在の録音盤と比べたらかなり録音状態は悪い、と言わざるを得ない。

しかし、それはあくまで録音の話であって、
このことがこの演奏の質を落としていることはなく、
むしろ「(当時の録音技術では)録音が困難なほどにすごい演奏だったのか」
とその実演についての想像を刺激され、逆に一層のめりこまされてしまう。

特にこのデルタ盤では、先に書いたような大音量部分での音割れっぽい部分などは確かにあるが、
しかし基本的にすべての音色をきれいに再現することができており、
最初やや耳に障るノイズもいつの間にか気にならなくなる。

その圧倒的迫力をもった演奏は「歓喜の歌」とは言い難いかもしれない。
しかし、聴いてみて損はない演奏のはずだ。

バイロイトだけが第九の名演ではない。

惜しむらくは、この名演を生で聴くことができなかったことだ。
当時の生演奏の模様は心の中で思い描くしかない。
交響曲第9番

ベートーヴェン、シューベルトともに第9番の録音で、ライナーを見ると、

 ベートヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』[録音:1942年3月22-24日]
        『コリオラン』序曲          [1943年6月27,30日]
 
シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレイト』   [1942年12月6,8日]

と戦中の録音です。

いろいろなレーベルから、復刻盤が出ていますが、このCDは初出盤への敬意が感じられます。あまり、いじっていないように思います。
戦中録音は、緊張感が高いので好きな方ですが、より良い音で聴きたいという欲求は限りがありませんね。ベートヴェンの第9に関しては、多分同じ音源から他に2レーベルのものを聴きましたが、もっとも音源に忠実に復刻してあると思います。




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