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秘録・陸軍中野学校 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 28063 位
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著者の熱意ある取材と努力には心より敬意を表す
著者は「日本の埋蔵金」などの著書のある畠山清行氏で、編集はノンフィクションでは定評のある保阪正康氏です。中野学校は、その昔、小生の親族の一人が在籍していただけあり、興味をもって何度も読ませて頂きました。当然ながら「学校」システムそのものの克明な「足跡」調査は難しく、詳細暴露については有る意味インパクトに欠ける印象も否定できません。が、それはそれとして著者の熱意ある取材と努力には心より敬意を表します。時折小生に言葉少なに話して頂いた当時の状況そのものが、この書の随所に書かれており、深く感銘を覚えました。小生は決して戦争肯定論者ではございません。しかしながら、信念を貫きながら生きながらえるという執念にも似た「合言葉」。公私共につまづいていた小生にとっては、なにか、心の底から力が湧いてきたような気がいたします。
かつて存在した日本の情報機関
太平洋戦争において影ながら活躍し、滅びていった日本の情報機関。
その機関員達を養成し、各戦線に送り出していったのが本書のタイトルにもある陸軍中野学校だ。
本書は昭和46年から49年に番町書房より刊行された「陸軍中野学校」全6巻を底本として一部を抜粋し、再編集したものである。
多少資料としては古いものと思われるかもしれないが、旧日本軍の情報機関。
つまりスパイを取り扱った貴重な本であり、また情報戦においても敗北を喫した旧日本軍の実情を暴いた迫真のドキュメントである。
原本の著者である畠山清行氏の丹念な取材と、客観的な視点による描写はとても読みやすく理解しやすい。
本書は中野学校の工作活動は勿論として、その教育・訓練について詳しい描写があり、中野学校が現代の情報機関でも通用する先進的な工作員養成システムを作り上げていたことが伺える。
中野学校の教育精神の礎となった、日露戦争における明石元次郎大佐の活躍も収録してあり、日本のスパイ史を俯瞰する上でも欠かせない本である。
光人社NF文庫から出版されている「憲兵物語」でもあったように
工作活動においては信頼関係こそが非常に重要であるといった見解は、スパイに対して偏見を持っている人にとって大きな衝撃を受けるものではないだろうか。
謀略は「誠」である、という言葉は非常に重い。
ご一読あれ。
インパクト弱い
中野学校で何が行われていたか、どういう組織だったかという検証本。衝撃的事実の暴露はなくインパクト弱い。
新潮社
陸軍中野学校―秘密戦士の実態 (光人社NF文庫) 諜報員たちの戦後 陸軍中野学校の真実 陸軍中野学校 情報戦士たちの肖像 (平凡社新書) 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫) スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79)
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